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今日までその全てがなぞに包まれていたブランド、それが“GHOST”だった。そこには98年発足以来、様々な分野の人々が携わり、その活動も不定期にそしてとてもアンダーグランドなところで行われてきた。しかし、三年目に突入する2001年を前に、その中核となる人物で設立当初より製作に携わってきた人物が、ついにその名を公表することになった。 それは、設立当時には全く予想もされるはずもなかったことだが、時代が変化する中、その後起こった数々の出来事と、また今後のシルバー界における大きな改革をも意味することにも繋がるであろう。また、その名の公表は21世紀のおわり、ここ2〜3年の間に過熱したシルバーアクセサリーフィーバーの、総清算にも繋がる一大事になりかねないことでもある。事実、この人物こそがこの時代の核となったブランドの中心人物の、知る人ぞ知る陰の立役者(影武者)だったからである。 そして、もちろん今日まで、そしてこれからも“GHOST”の商品を安心して購入して頂く為に、そのクウォリティーの高さをとりわけ理解し、納得してもらいたいという意図も含まれている。 そこで、この度20世紀最後に“GHOST”からニューリリースされるSterling Silver(スターリング シルバー)製の ZIPPOには、はっきりとその人物の名が刻まれている。それは、今世紀その人物が、培ってきた全ての技術の集大成とも言える作品に仕上がっており、さらに驚くことに、天然木にも関わらずその断面がヒョウ柄に見える木片を、何の違和感もない程スムースにZIPPOの表面に埋め込んでいる。また、その横には今世紀中、様々な拘束により日の目を見ることのできなかった製作者の魂がこもったスカルが、オーナメントとしては不気味にもその目から光を放っているのである。これはおそらく彼のそれまでいた死の世界からの蘇りを意図しているのかもしれない。 そしてこの「偶然と必然」の組み合わせにより生まれたZIPPOの数はたったの13個にすぎない。よって、今後二度と同じものが作られるはずもないであろうこのZIPPOの裏には、1つ1つに限定数とシリアルナンバーが、そして“made for ghost by stanley guess”という文字が、製作者自らの手で浮き彫りにされているのである。 これまでの間、長年沈黙を貫き通してきた人物に、とうとうその名を公表するに至らしめたことが、何よりもこの作品の価値を物語っているのではないだろうか。 事実、昔ながらの伝統ある高級ブランド品でない限り、高額な商品を手にされる方の多くは、その製作者の存在に惹かれるものである。なぜなら、作り出される物の多くはその製作者の生活の中から生まれてくる必需品であり、その者のライフスタイルをも映し出すべきものだからである。 「人と同じ物は大嫌い。持つなら人よりも格好いいものを持ちたい。」このスローガンこそが、この時代を作り上げてきた根底にあったとするならば、それは正にこの男の全てだったと言えよう。そして、これまで数々の人物がこの立場を公然と口にし、様々な論争までもが繰り広げられてきたが、正にその真実が解き放たれる瞬間にもなりかねないこの瞬間は、これまで作り上げられてきた数々の神話や逸話も崩壊せざるお得ないことになりうるであろう。 つまりは、“GHOST”こそがその真実を知っていた。そして21世紀は“GHOSTの蘇り”から始まることになる。 |